私たちは補助金採択などの実績を重ねながら、日々「経営の土台」を整えています。
このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。

こんにちは!経営を安定させるための80項目シリーズ、第15回です。
前回は「優良顧客の組織化」についてお話しましたが、
今回はそのひとつ手前、“そもそもサービスをどう整えるか”という本丸、「サービス体制」に迫ります!
これまでの回を読んでくださっている方は、自社の“経営の地盤”がいま着実に固まりつつありますよね。
今回も、自分たちのサービス体制を見直すヒントになる回にしたいと思います。

「サービス体制」って何?

教科書的には

“会社が提供しているサービスにおいて、ルールや政策決定の手続の総体”

……ですが、ちょっと固いですよね。

つまり、

「お客様に安心して『買ってよかった!』と思ってもらうために、会社が事前に決めて整えている“仕組み”」
と捉えるのがイメージしやすいかと思います。

冷蔵庫を例に見てみましょう

たとえば、あなたが「冷蔵庫株式会社(仮)」の冷蔵庫を購入後、1ヶ月で故障してしまったとします。

  • A: コールセンターへ電話 → 丁寧に受け答えしてもらえる
  • B: 修理が必要だと判断 → 工場へ送る案内がスムーズ
  • C: 大きな冷蔵庫ゆえ、玄関まで引き取りに来てもらえる

これらA〜Cが全部「サービス体制」です。

対応窓口や修理フロー、運送手配…これらが整っていると、
お客様は不安にならず、安心して任せられる。
そして信頼が生まれ、「この会社なら大丈夫」と思ってもらえるのです。

サービス体制の“先回り力”とは?

ただユーザーの問い合わせに対応するだけではなく、
「こんなときに困るんじゃないか?」という事態を想定し、前もって整えておく。
それがサービス体制の本質です。

  • 『どこに電話すればいいの?』を事前に案内
  • 故障時の物流や修理フローも全社共有
  • 大型商品なら「集荷します」と先に打ち出す

といった“先回り”ができてこそ、
「親切だな」から「頼れるな」へと評価が変わり、リピーターにつながるのです。

どうやって整える?3つのステップ

  1. 問い合わせ窓口を明確に用意
     電話・メール・チャット、どこで対応するのか明示しておく
  2. 対応フローを可視化・共有
     修理・返品・交換、どこにどう送り、どの部署が対応するか
  3. お客様目線の配慮をルール化
     例:大型商品の引き取り対応、代替品の貸出、返送用の段ボール手配…

まとめ

サービス体制とは、

「お客様との信頼関係を生む、事前の仕組みづくり」

ただの“困ったときの対処”ではなく、
「困りそうなときに次の一手を示す先回り体制」こそが、
“買ってよかった”を“また買いたい”に変える重要な要素です。

次回は「企業イメージ調査」。
“お客様が自社をどう見ているのか”を、改めて探っていきます。どうぞお楽しみに!

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