音声と文字で解説するので、お好みの方でどうぞ!!
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こんにちは!チェカンノです。
今回ご紹介する本は、西村栄基(にしむらしげき)さんが書かれた、『ドイツ人のすごい働き方』です!
3倍休んで成果が1.5倍になるなんて最高じゃねえか!と思って読むことにしました。
命は限りあるので、仕事の能率効率バンバンあげたいです!
西村栄基(しげき)さんについて
まず作者の方のプロフィールからです。
西村栄基さんプロフィール
ドイツの自動車向け半導体部品を取り扱う商社のドイツ支社に勤務。国立大学理系修士課程終了。
2つの会社での海外在住で計17年間ドイツに在住、欧州向けビジネスに30年間にわたって携わる。
BBT大学院でMBA取得。
経営学、コミュニケーション、脳科学、心理学などの分野で自己投資を経て、現在は少数精鋭の組織を率い、ドイツ流の自立型の働き方を部下に指導。
全員が有休消化し、残業ゼロでありながら、高い労働生産性を実現している。
実際にドイツ企業で働いた体験を元にして書かれた本のようですね!
ドイツ人のマインドから具体的な働き方までを紹介
この本は5つの章に分かれています。
1ードイツ企業の1日
2ー抜群の生産性を生むドイツ社会の仕組み
3ー無理せず成果が出る「ドイツ式働き方」
4ーメンバーの能力を引き出す「ドイツ式マネジメント」
5ードイツ式×日本 ハイブリッドワークスタイルのススメ
ドイツの企業の基本的な1日の過ごし方を知ることにより、日本での働き方との違いを具体的に知ることができる本です。
能率効率の上げ方は他のビジネス書にも書いてあることもありますが、一番大切なのは仕事に対する姿勢、意識、そして何よりプライベートを仕事と同じくらい大切にできるマインド。そんなことを感じました。
一部「7つの習慣」からの抜粋もあり、能率効率を上げたい人、さらにその精度を上げたい人には特に楽しめる内容ではないかと思います。
部下のマネジメントの部分まで触れており、「本当にいい仕事をしたければ一人ではできない」というのを痛感します。
体系化して、分業化して、はじめて「仕事」。仕事を広げていくためには大切なことですよね。
ドイツと日本のいいとこ取りの「ハイブリッド提案」
この本では、たくさんのドイツの働き方の良いことが列挙されてます。
ですが、西村さんは「日本の働き方にも良いところがある」と指摘しています。
まず、お互いの国の特徴を。
ドイツ式スタイルの特徴
- 業務プロセスが詳細に文章化され、業務マニュアルが整備されている
- チームメンバーは文書化されたプロセスに従って業務を進める
メリット>業務プロセスが文書化されているので、新入社員や他部門のメンバーでも、プロジェクトの流れや自分の役割、期待される成果をすぐに理解できます。
例えば、製品開発のプロジェクトの場合は、設計から製造、マーケティングまでの各ステップが明確に文書化されています。
これにより各チームメンバーは自分の責任範囲と期限を正確に知ることができます。
日本スタイルの特徴
- 業務は個人に依存している場合が多く、業務プロセスの文書化が不十分なことがある
- マネージャーもメンバーの細かい業務状況を理解していないことが多い
- コミュニケーションは密であり、情報は非公式な会話を通じて共有される傾向がある
メリット>日本スタイルでは、市場の変化や技術革新に迅速に対応できる柔軟性があります。
先述のソフトウエア開発の現場で、クライアントの要望が急に変わった場合でも、非公式なコミュにケーションとチームメンバーの頑張りで、なんとか対応できる。
どちらも良いところがあります。
日独ハイブリット化とは?
「見える化」でよりわかりやすく。
西村さんからの提案は以下です。
①タスクの見える化
タスクを書き出し、具体的に見えるようにします。
②タスクの分類
タスクを緊急度、重要度ごとに分けて見える化します。
③タスクのバックアッププランを検討
バックアッププランとは、業務をマニュアル化して、誰でもわかるようにしておくことです。
そうすることによって、担当者の不在時でも業務が滞らなくなります。
(休暇中に携帯が鳴り続けることもなくなりそうです)
「心地よい働き方」は人それぞれだから。まずはどんな働き方が心地よいのか、その方法を知ること。
そして、それをトライしてみること。それが大切なのだと思いました。
それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました!
チェカンノでした!またね♪