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このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。

こんにちは!経営を安定させるための80項目シリーズ、第23回です。
今日は「ブランドイメージの分析・評価」についてお話しします。

ブランドイメージとは、お客様や社会が「その会社や商品をどう感じているか」という“心の中のイメージ”です。
どれだけ良い商品やサービスを提供していても、ブランドの印象が悪ければ選ばれません。
逆にブランドイメージが良ければ、多少の価格差があっても選ばれることだってあるんです。

1. そもそもブランドイメージの分析・評価って?

簡単に言えば「うちの会社や商品は、どんなイメージで見られているのか」を調べて整理することです。

たとえば、

  • 「安心できる」「信頼できる」と思われているのか?
  • 「新しい」「オシャレ」といった印象があるのか?
  • それとも「高い」「対応が遅い」といったマイナスのイメージが強いのか?

こうした要素を調べて数値化したり、言葉で整理していくのがブランドイメージの分析・評価です。

2. なぜやるの?

理由はとてもシンプルで、イメージは購買行動に直結するからです。
同じような商品が並んでいたとき、最終的にどちらを選ぶかを決めるのは「安心感」や「信頼感」だったりします。

さらに、ブランドイメージを定期的に確認しておけば、企業の発信と世間の受け止め方にズレがないかも把握できます。
そのズレを直すことで、経営の方向性を修正できるんです。

3. どうやって調べる?

方法はいくつかあります。

  • アンケートで「あなたにとって〇〇社はどんなイメージですか?」と聞く
  • SNSや口コミから、自然に出ている言葉を拾う
  • 顧客インタビューで深掘りする
  • NPS*(推奨度スコア)で「友人に薦めたいか」を数値化する

*NPSは「お客さんがどれくらい自分たちを薦めてくれるか」を数値化したもの。
「満足しているか」よりも一歩踏み込んで、「人に薦めたいか?」を聞くことでブランドの本当の強さが見えてきます。

定量的なデータと定性的な声を組み合わせると、かなりリアルなイメージが見えてきます。

4. 活かし方のポイント

大事なのは「調べたら終わり」にしないことです。
もし「信頼できるけど堅苦しい」という声が多いなら、信頼感は活かしつつ、柔らかい発信に変える。
逆に「オシャレだけど高そう」という印象なら、価格のわかりやすさや手に取りやすさを強調する。

ブランドイメージの評価は、改善のきっかけをくれる宝の地図みたいなものです。

まとめ

ブランドイメージの分析・評価は、「お客様の頭の中をのぞく」ような作業です。
自分たちが思っている姿と、実際に見られている姿を重ね合わせることで、ブランドをもっと強く育てていけます。

きちんとイメージを測り、ズレを埋める努力を重ねていけば、価格競争に巻き込まれにくい“選ばれるブランド”に育っていきますよ。

次回は「業界におけるポジショニング」についてお話しします。どうぞお楽しみに!

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