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このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。今日はその第10回目、「流通政策」について。
商品を“どう届けるか”を考えることは、売上だけでなくコストや効率にも大きく関わってきます。あなたの会社の「流れ」も、ぜひ一緒に見直してみませんか?

経営を安定させるための【80の視点】を連載中です。
今日は、いよいよ第10回目です。
第10回:流通政策ってなに?
まずは定義から。
流通政策とは
流通の理想的な形や目標を達成するために、方針を決めて、実際に行動していくこと。

……うーん、ちょっと堅いですね(笑)
そもそも「流通」って何でしょう?
ざっくり言えば、
商品がつくられて、消費者の手に届くまでの一連の流れのこと。
流通には、主に2つの側面があります。
① 商流(しょうりゅう)=取引の流れ
- 誰が誰に売るのか?
- お金のやり取りは?
- 所有権はどう移る?
など、売買や契約まわりの流れです。
② 物流(ぶつりゅう)=モノの動き
- 商品を必要な場所に、必要な量だけ届ける
- 輸送・保管・仕分けなど、実際の「運ぶ仕組み」
飴屋さんで考えてみよう
おなじみ、飴屋さんのケースです。

■ 商流の例
- 飴屋さんが店頭で飴を売る
- お客様が購入し、代金を支払う
- 飴の所有権が移って、取引完了!

はい、シンプルです。
■ 物流の例
敷地内にある「飴製造工場A」で作った飴を、隣の「飴屋」で販売。
つまり、物流は「工場A → 飴屋」だけ。超ご近所!
じゃあ、飴をもっと広めるには?
飴屋さんが「もっとたくさんの人に飴を届けたい!」と思ったとき、どうするか?

これがまさに、流通政策を考える場面なのです。
例えば…
- 2店舗目「飴屋2」をオープンする
- 他のお店に商品を置いてもらう(卸・委託販売)
- オンラインショップで全国発送!
などなど、アイデアはたくさん出てきますよね。
それぞれにコストや手間、リスクとリターンがあります。
だからこそ、「どう広めるか」の方針=流通政策を、
他の経営施策と合わせて社内でじっくり話し合っておくことが大事です。
今日のまとめ
今回は「流通政策」についてお届けしました。
流通には、思っている以上にコストや時間がかかっていることがあります。
ときには、見直すだけで効率アップやコストダウンにつながることも。
この機会に、商流・物流の両面から
自社の流れをチェックしてみてくださいね。

経営は“売ること”だけでなく、“届けること”も含めて全体で考える時代。
あらためて「どこに、どう届けたいか?」を見つめ直すことが、次の一手につながります。
次回は11個目、「顧客政策について」をお話しします。
引き続き、気軽に読みに来ていただけたら嬉しいです!
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