音声と文字で解説するので、お好みの方でどうぞ!!
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こんにちはー、チェカンノです。

前回紹介した「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」は女性向けの恋愛指南書でした。


今回紹介する、「すべてはモテるためである」は男性向けの本になります。

恋愛や人間関係に関するアドバイスをユーモアたっぷりに提供する本です。著者の二村ヒトシさんの自身の経験や観察をもとに、モテるためのテクニックや心構えを解説しています。

男性向けの本ですが女性の私が読んでも面白かったです。
やはり女性と男性にはモチベーションとか心の違いがあるのかなぁと。

女性が読むと「男女の違い」を意識できて面白いと思います。

この本の作者さんはAV監督で結構セクシーな表現が多めの本なのですが!
この感想文は説明は可能な限り、下ネタを避けていきますね!
では、説明していきます。

あなたがモテない理由

「モテない理由」として、二村さんは「ズバリ、あなたがキモチワルイからでしょう」と一刀両断しております。

そしてさらに「マニュアル本」を読んでしまう男がモテない理由を説明しています。

(マニュアル本なのに!!自爆!なんて辛辣!!)

恋愛する前の改善点

では、「キモチワルイ男」はモテないのでしょうか?
そんなことはない、訓練すればモテるようになる、とのことで、「モテ」のテクニックを披露してくれています。

テクニック面では具体的に

  1. 自己評価の低さ
  2. コミュニケーションの不足
  3. 自己中心的な態度
  4. 外見や身だしなみの問題
  5. .ネガティブな思考
  6. 経験不足

などの要素を改善することで、モテる確率が高くなると二村さんは主張しています。要素改善のための具体的な方法も書いてあるのですが、この方法がまぁ、独特というか・・・・結構スパルタです。
でもこれくらいやってくれたらモテるようになるかもしれない、という印象を受けました。

具体的には、キャバクラに行く、性をお金をで提供してくれるお店に行く、などです。行く時の心構えやお店の選び方なども書いてありますw

男性ってこんなにしてまでモテたいのかな、と必死なところが逆に可愛く見えてしまいました。

恋愛する時の心構え 

「キモチワルイ」を卒業できたあとの行動面の心構えが書いてあります。
相手と「どんな関係を気づくために口説くのか」にフューチャーして書いてある着眼点が独特で、一般人の感覚を超越してるな、と思いました。

「自分の中に5人の人格がいて、それを対象女性のシュチュエーションによって使い分ける」「自分の中の女の子を意識する」という考え方は非常に興味深かったです。

この本が出版された当時、二村さんは「モテない男だった」

私が読んだのは文庫版だったので、初版から加筆、修正されたものでした。

この本が出版された当時、二村さんは「モテない男だった」そうです。そして、自分がモテたかった動機が「僕はキモチワルクナイ存在だ」と、誰かに保証して欲しかったから。とあります。

「モテたい」が全てのモチベーションになるのは普通にすごいと思います。わたしはそこまでモチベ上がらない。

「モテるようになった二村さん」が気づいてしまった【結構ひどいこと】

「モテるようになった二村さん」が気づいてしまった【結構ひどいこと】こととして、

モテる男性を好きになってしまった女性の要求として、

女性の要求は「私を抱きしめて、支配して、同時に私を自由にして、私をコントロールしないで」である。

それに対して、男性の要求は「恋してくれたのだから、お前を俺のものにするよ、だが同時に俺は、お前を突き放すよ」なのだそう。

これは「俺はお前を愛したいのだが、お前が愛されたいように愛することはしないよ」ということなのだそうで。

男性はダブルバインドを掛けるのだそうです。

この状態は女性にとっては一番キツく「メンヘラ」状態になりやすいとも言えます。

モテるとこういう状態に陥ってしまうことに対して二村さんは「男は愛し方が下手」「女は愛され方が下手」と結論づけています。

結論「キモチワルイ男」が「モテる男」に変身するのは訓練次第で可能

軽い気持ちで「恋愛指南書」かと思って読み始めると色々グサグサ刺さることも多いかと思います。
そして、男性にとって「モテる」にはやはり訓練が必要で、そしてそれは意外と「訓練」すればなんとかなるもので。
そして、女性側にも色々と心構えや優しさ、そして厳しさが必要な気がしました。

巻末に入ってる哲学者の國分功一郎さんとの対談も大変面白かったです。

二村さんの本は刺激的で文章もやさしくて読みやすいのでさらっと読めます。

下ネタが苦手でなければ是非読んでみてくださいね。

ではでは、また!

音声解説「すべてはモテるためである」

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