【読書感想】『伝え方で損する人 得する人』 藤田卓也 著

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こんにちは!かんのです。
今回ご紹介する本は、『伝え方で損する人 得する人』です。

今回は、経営において大切な「コミュニケーション」について書いてある本を紹介します。
他人に自分の意図を伝えるのは、どうしてこんなに難しいのだろう。
起業したばかりの頃や、初めて人を雇ったとき、多くの新米経営者が感じるのが、
- 「ちゃんと説明しているのに、なぜか伝わらない」
- 「正しいことを言っているはずなのに、反発される」
- 「任せたいのに、結局自分が全部やることになる」
という違和感ではないでしょうか。
本書『伝え方で損する人 得する人』(藤田卓也 著)は、
そうした経営初期に起こりがちなズレを、
精神論ではなく「構造」の問題として整理してくれる一冊でした。
新米経営者ほど「説明不足」ではなく「説明過多」になりやすい
経営を始めたばかりの頃は、
失敗したくない、誤解されたくないという気持ちから、
- 背景を全部説明する
- 判断理由を細かく話す
- 念のため前提を何度も補足する
といった伝え方になりがちです。
しかし本書では、
情報を足せば足すほど、相手は動きにくくなる
という点が何度も示されます。
社員や外注先が動けないのは、
やる気や能力の問題ではなく、
「どこまで考えて、何を決めればいいのか」が
見えなくなっているだけかもしれない。
この指摘は、新米経営者ほど刺さる部分だと感じました。
「正しいこと」を言っているのに、なぜ疲れるのか
新米経営者が一度は感じるのが、正しいことを言っているのに、なぜか消耗するという感覚です。
・ルールは守るべき
・期限は守るべき
・数字は大事
どれも間違っていない。
それでも、伝えるたびに空気が重くなり、自分ばかりが疲れていく。
本書を読んで気づいたのは、
問題は「正しさ」ではなく、
相手がその正しさを受け取れる順番になっていない
という点でした。
任せたいのに任せきれない理由が見えてくる
「もっと任せた方がいい」と分かっているのに、
結局自分でやってしまう。
これは新米経営者あるあるです。
本書では、
任せられない原因を「信頼不足」や「覚悟不足」ではなく、
判断を委ねる設計ができていない状態として説明します。
- 何を判断していいのか分からない
- どこまで決めていいのか不安
- 失敗したときの責任範囲が見えない
この状態で「任せる」と言われても、
人は動けません。
伝え方で得をする人は、
相手が迷わず動ける“判断の枠”を、
先に用意しているのだと理解できました。
新米経営者にとっての「伝え方」はスキルではなく土台
この本は、
話し方が上手くなるための本ではありません。
新米経営者が、
- 人を雇い
- 役割を分け
- 自分が全部やらない体制をつくる
その最初の土台になる考え方を教えてくれる本です。
人が動かないとき、
「自分には向いていないのかも」と感じる前に、
一度「伝え方の設計」を疑ってみる。
その視点を持てるだけでも、
経営のしんどさはかなり軽くなると思います。
まとめ
『伝え方で損する人 得する人』は、
新米経営者が最初に読む
「人を動かす前の整理本」のような一冊です。
起業したばかりで、うまくいかない理由が分からず、
でも簡単に投げ出したくもない人にこそ、静かにおすすめしたい本でした。


誰かと仕事をしていく以上、「伝える」という行為は避けて通れません。
本書を読んで、伝え方とは感情的な思いやりだけではなく、
相手が迷わず判断し、動けるように整えることだと感じました。
特に、起業初期や少人数の組織では、
伝え方そのものがマネジメントになるのだと再認識させられました。
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