
私たちは補助金採択などの実績を重ねながら、日々「経営の土台」を整えています。
このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。

私たちは補助金採択などの実績を重ねながら、日々「経営の土台」を整えています。
このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。
こんにちは!経営を安定させるための80項目シリーズ、
今日は「業界におけるポジショニング」についてお話しします。
1. そもそもポジショニングとは?
ポジショニングとは、「自社が業界の中でどんな立ち位置にあるか」を明確にすること。
もう少しシンプルに言えば、「お客様の頭の中で、どんなカテゴリに見えているか」です。
たとえばカフェであれば──
- “本格派の味を求める人が行く店”なのか
- “気軽に立ち寄れる憩いの場所”なのか
- “SNS映えするおしゃれ空間”なのか
同じコーヒーを出していても、「どんな立ち位置を取るか」でお客様が変わります。
これがポジショニングの力です。
2. なぜポジショニングが大事なの?
理由は明快で、「競争しなくても選ばれる」ようになるからです。
業界の中で似たような商品やサービスが多いほど、差別化が難しくなります。
そんな時こそ、明確なポジションを築くことで比較対象から抜け出せます。
たとえば「地域密着×女性スタッフ中心のリフォーム会社」や
「農家と直接つながる小さな米屋」のように、
“どこにでもある”ではなく“ここにしかない”を言語化できれば、価格競争からも距離を取れます。
3. 自社のポジションを見つけるには?
まずは「業界地図」を描いてみるのが第一歩です。
- 縦軸:価格(高い⇔安い)
- 横軸:特徴(伝統的⇔革新的)
シンプルな2軸マップで、競合と自社をプロットしてみましょう。
空いているゾーン、つまり“まだ誰も強く押さえていないポジション”が見えてきます。
もう一歩踏み込むなら、顧客インタビューや口コミ分析を通じて、
「なぜ自分たちを選んだのか」を探るのも有効です。
そこに、あなたの本当のポジションのヒントがあります。
4. ポジショニングを育てる
ポジションは決めて終わりではなく、「育てていく」ものです。
発信、デザイン、接客、商品の見せ方──すべてが一貫していると、
お客様の中で“そのポジション”が強固になります。
たとえば「地域密着」を掲げるなら、
地元イベントへの参加や地域コラボなど、行動でも示すことが大切です。
小さな積み重ねが、信頼という形で定着していきます。
まとめ
ポジショニングとは、単に“差をつける”ことではなく、
“選ばれる理由”をつくる作業です。
他社との比較ではなく、
お客様の心の中で「この会社=この価値」と思ってもらえる位置を築く。
そこに、安定した経営の基盤があります。
自社がどの位置に立ちたいのか。
そして、その場所で誰に何を届けたいのか。
一度、じっくり地図を広げて考えてみましょう。

次回は「顧客との接点設計」についてお話しします。どうぞお楽しみに!
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