
私たちは補助金採択などの実績を重ねながら、日々「経営の土台」を整えています。
このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。

こんにちは!経営を安定させるための80項目シリーズ、第22回です。
今日は「SWOT分析」についてお話しします。
SWOT分析というのは、会社の今とこれからを考えるときにとても役立つフレームワークです。
自分たちの強みや弱みを整理して、外部のチャンスとリスクを冷静に見ていく。
これをやることで、ぼんやりしていた経営の方向性が、少しずつはっきりしてくるんです。
1. そもそもSWOT分析って?
SWOTというのは、4つの視点の頭文字です。
「S=Strength(強み)」「W=Weakness(弱み)」「O=Opportunity(機会)」「T=Threat(脅威)」。
たとえば、資金力や技術力、人材のスキルなどは自社の“内側”にある要素。これは強みや弱みになります。
一方で、市場の拡大や法改正、競合の動きといった“外側”の変化は、機会や脅威になります。
この4つをマトリクスに整理していくのがSWOT分析です。
2. どうしてやるの?
やる意味はシンプルです。
ひとつは、自社を客観的に見られるようになること。普段は気づかない弱点や外部リスクを「言葉」にして初めて、対策を考えられるようになります。
もうひとつは、戦略が決めやすくなること。
強みと機会を掛け合わせれば「ここで勝負できそうだ」と見えてくるし、弱みと脅威を照らし合わせれば「これは先に手を打っておかないと危ないな」と気づけます。
そして、チームで共有できるのも大きな利点です。頭の中でモヤモヤしていたものが整理されて、みんなで同じ方向を向けるようになります。
3. 実際にどうやる?
まずはざっくり書き出すことから始めてみてください。
経営者ひとりで考えるよりも、スタッフや外部の視点を混ぜたほうが新しい発見があります。
「これは社内の話だから強みか弱みだな」
「これは外部環境だから機会か脅威に入るな」
そんなふうに分けながら、ホワイトボードやシートに整理してみるとスッキリします。
書き出したら、それぞれを組み合わせて考えます。
強みを使って機会を取りに行くのか。
弱みを補強して脅威を避けるのか。
この掛け合わせが、次の一手を考えるヒントになります。
4. SWOTを活かすコツ
大事なのは「なんとなく」で書かないこと。データや実績をもとにするだけで精度がぐっと上がります。
それから、書いたまま放置しないこと。分析は出発点にすぎません。そこから「だから何をやるか」に落とし込むことで初めて意味を持ちます。
さらに言うと、一度やって終わりじゃありません。市場も競合も動いているので、年に1回くらい見直す習慣にすると効果的です。
まとめ
SWOT分析は、自分の会社を鏡に映してみるようなものです。
強み・弱み・機会・脅威を言葉にして整理するだけで、進むべき方向がグッと見えてきます。
仮説を立てながら、「どの強みを伸ばす?」「どのリスクに備える?」を決めていくことが大切です。
分析した結果をチームで共有して行動に移すことで、経営の精度が確実に上がりますよ。

次回は「企業イメージ知名度現状認識」についてお話しします。どうぞお楽しみに!
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