補助金採択などの実績を重ねながら、私たちは日々「経営の土台」を整えています。
このブログでは、経営を安定させるための【80の視点】を1つずつ紹介していきます。

経営を安定させるための【80の視点】を連載中です。
今日はその第11回目、「顧客政策」について。
「顧客政策」とは?一見あたりまえのようで、実はとても奥が深いこのテーマ。
自社の“お客様”って、ちゃんと見えていますか?

■ 顧客政策とは?

顧客政策とは、
「自分たちは誰を“お客様”だと考えているのか?」
という、出発点をはっきりさせること。

たとえば、同じ“飴”という商品でも、

  • ① 子ども向け(甘くて楽しいお菓子)
  • ② 大人向け(のど飴やビジネスシーン)
  • ③ 栄養補助用(エネルギーチャージ系)

……など、「誰に売るのか?」によって
品揃えも、価格も、パッケージも、店の設計すら変わってきます。

■ そもそも“顧客”って誰のこと?

国語辞典で引くと、顧客とは——

「ひいきにしてくれる客。お得意さま。」

つまり、一度きりの“購入者"ではなく、
何度も来てくれる、続けて選んでくれる人のこと。

ビジネスを長く続けたいなら、
「顧客」として関係を築ける相手を大切にすることがカギになります。

実例で解説:駅前の立ち食いそば屋!

では、実際にどんな風に顧客政策が活きているのか?
今日の例は「立ち食いそば屋」!

(※なぜなら、わかりやすいから!笑)

■ 「立ち食いそば」のお客様って?

駅前の立ち食いそば屋のキーワードは、この3つ!

  • 【早い】:時間がない人でも食べられる
  • 【うまい】:せっかく食べるなら美味しい方がいい
  • 【安い】:サクッと済ませるなら安さも重要

つまり、こういうお客様に向けたお店です。

  • 電車の待ち時間に急いで食べたい
  • ゆっくりはできないけど、ちゃんと美味しいものが食べたい
  • 外食コストは抑えたい

このニーズをしっかり掴んでるからこそ、立ち食いそば屋は今日も多くの人に選ばれているんですね。

■ 顧客政策がズレていると…

「うちは誰に向けてるか?」が曖昧なままだと、
良い商品でも、まったく届かないこともあります。

「なんでこの価格なんだろう?」
「なぜこの場所で売ってるんだろう?」

そんな疑問も、“顧客”が誰かを考え直すことでスッと解決することがあります。

まとめ|誰に売りたいのか、改めて考えてみよう

商品の良し悪しより先に、
「誰に届けたいか」を決めること。

これが、顧客政策の出発点です。

  • どんな人に使ってほしい?
  • その人はどんな場所にいる?どんな暮らしをしてる?
  • なぜその価格で売っているのか?

あなたのビジネスにとっての“顧客”を、ぜひ見つめ直してみてくださいね。

次回は「販促政策」について。
「どうやって買いたくさせるか?」の話です!お楽しみに!

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