音声と文字で解説するので、お好みの方でどうぞ!!
>>音声はこちらから(stand.fmにリンクします)

こんにちはー、チェカンノです。
ここのところ、年齢も性別も色々なんですが、わたしの周りに恋愛に悩んだ友人がおりまして。
他人の恋バナでキュンキュンさせていただいております。

ひとは、なぜ安易ではない恋をするのでしょうね?
なぜ、どうしょうもない恋心がなぜ発生してしまうのか。
人間とは損得だけでは生きられない、生き物なのだなぁと感じてしまいます。
悩みの渦中にあると色々辛いこともあると思うのですが、恋愛は自己成長のチャンスでもありますので、
恋を通じて自分なりの幸せの形を見つけてほしいです。

でも、他人の恋愛は、わたしにはどうすることもできないので。
わたしの最近のブームはですね。恋愛に関する色々な本を読むことです。

その中の1冊を今回は出力させていただきたいと思います。
気になる方はどうぞ。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

今回ご紹介する本は、二村ヒトシ さんの 「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」です。
読んでいてやたら色っぽい本だな・・・・と思ったら、この作者さんはAV監督なんですね。
びっくりしました。
わたし、全然存じなくて・・・
どうりで内容が色っぽいはずですね。

肩書きを見て、内容の色っぽさに非常に納得いたしました。

しかし、色っぽい肩書きとは裏腹に非常に真面目に、恋愛と性の関係を語っている本です。
恋愛における自己認識や心理的な背景に焦点を当て、
なぜ「愛してくれない人」を好きになるのかを自分や現場の経験を通じて真摯向き合っています。
性をお仕事にするぐらいですから、性に対して非常に真面目に向き合ってる方なのかなぁと。

たくさんの女性と関わっている男性が書いた、
女性向きの恋愛指南書でした。
女性向きですが、女性の気持ちを知ることによって男性も勉強になると思いますので、男性にも是非読んでほしいです。

それでは、今回も本のポイントを解説していきますね。

テキスト解説「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

ポイント1.愛されたい欲求の元が何かを知る

人間には誰でも愛されたいという基本的な欲求があります。しかし、その欲求が満たされない場合、特定の行動パターンや心理的な状態に陥りやすくなります。その要求の本を理論的に考えることによって幸せな恋愛ができるようになります。

恋愛がうまく行かない時は特定の行動パターンをとっている、ということを解説した本です。
自分の恋愛パターンにより逆引きできるので機能的な本でもあります。

ポイント2.過去の経験の影響を振り返ってみる 

幼少期の経験や過去の恋愛関係が、現在の恋愛に大きな影響を与えることがあります。特に、親子関係や初恋の体験が、無意識のうちに現在の恋愛パターンを形成しています。どうして同じことを繰り返すのか、現象に焦点を当てて考えるより過去の似たような出来事を振り返って癒すのが辛い恋愛を繰り返さない近道です。

過去の経験や、考え方の癖が恋愛に影響を及ぼします。
恋愛で何度も同じ失敗をしている人は子供の頃に同じようなことがなかったか振り返ってみましょう。その傷を受け入れ、癒すことで幸せな恋愛ができるようになっていきます。
1日1日を幸せに大切に生きていきたいですね。

ポイント3. 自己評価の低さ

自分に自信がない人や自己評価が低い人は、自分を大切にしてくれない人に惹かれやすい傾向があります。これは、自分がそのような扱いを受けるに値すると思い込んでしまうためです。

乱暴な言い方かもしれませんが、「今自分が恋愛で不幸なのは自分が自分のことを大切にしていないから」という意味にも取れます。
自分を幸せにできるのは自分しかいないのです。大切なことは人任せにせず、自分で決めましょう。

ポイント4. 承認欲求と自己犠牲

誰かに認められたいという強い欲求が、自己犠牲的な行動を引き起こすことがあります。特に、自分を愛してくれない人を選ぶことで、相手からの承認を得ようとする試みが見られます。

恋愛において幸せに感じてなくても、その幸せでない行動を取ることによって満たされれている感情他ある、ということですね。深い!
だけど、渦中だと辛いな!!

二村さんはヘルシーな恋愛ができるためのアドバイスを上記4つのポイントで行なっています。
わたしが本を読んでいて、特に気になったのは「自己受容」の部分です。
この本には「自己受容」という言葉が本当に沢山出てくるのです。

ヘルシーな恋愛の肝は「自己受容」らしい

自己受容とは、自分の欠点や過去の過ちを含めた自分自身をそのまま受け入れることを指します。これは、自己否定や過度な自己批判から解放され、自分をありのままに認めるプロセスのことです。

自己受容とは——

本の中で二村さんは自己受容という言葉を何回も取り上げています。

自己受容ができるようになると、ナルシズムにとらわれず、自分のことも他人のこともちゃんと見えてきます。
自分には最低限「何が必要なのか」がわかるから、他人にも自分にも「求めすぎないでいられるんです。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか 本文より引用

自己受容ができてないと、他人からの評価や愛情に過度に依存することになり、特に多く心を通わせる恋愛などの関係においては健康な関係を築くことが難しくなってしまうと二村さんは「自己受容の大切さ」を本の多くのページを使って書いています。

健康な恋愛関係を築くにあたり、自己受容は必要なもののようです。

自己受容に関してはさまざまな方が解説しておりますので、詳しい説明は割愛します。
(説明が長くなってしまう分野なので!!)

とにかく目からウロコなので読んだことない人は読んでほしい

自分を愛してくれない人を愛してしまう理由は、自分の心の穴を埋めるためである。
しかし、その心の穴を他人に埋めてもらうことはできない。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか 本文より引用

残酷だけど、真理だなぁと思いました。

まぁ・・・わたし自身はさして恋多き女ではなく。
しかし、なぜかわたしの周りに恋多き人が集まってしまい、さまざまな恋愛話を聞くことが多いのですが。
恋愛は本当に人それぞれだなぁ、と思います。

昔、友人の恋愛話を聞いて、その話に泣くほど感動してしたことがあるのですが、友人から聞いた時は「思わず涙してしまうほど素晴らしいラブストーリー」だったのに、翌日、わたしの口から別の友人に話したら、ただのクズ男の話になってしまった、ということがありました。

その時に「恋愛って本当に当人の主観でしかないんだなぁ」と思いました。


恋愛はにおいては、本人がどう感じたかが全てである。

この本、2014年の本なんですね。出版から10年経ちますが、内容が全く古くないです。

誰かが誰かのことを好きになるということは人間という生物が出来上がった当初からずーっと繰り返し行われてきた行動。
恋は、普遍的なんだなぁと思いました。

恋愛のハウツー本に思われますが、人と人とが関わる上で技術だけでは交われない、大切なことがたくさん書いてありました。
恋愛に悩んでる渦中の方も、すっかり恋愛から遠ざかっている方も。面白く読める本だと思います。

なお、この本は女性向けのようです。(でも男性にも読んでほしい!)
この本とは別に、二村さんが書いた、男性向けの恋愛指南書、
「全てはモテるためである」という本も出てるようなので、今度はそれも読んでみたいと思います。
では、またー!!

音声解説「なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか」

stand.fmにリンクします!